朝晩涼しくなり、秋の訪れを感じる季節になりましたね。
皆さんは、花粉症と聞くと
春のスギ、ヒノキを思い浮べる方が多いと思います。
しかし、実は秋にも
ブタクサ、ヨモギ、カナムグラといった草の花粉が原因となる花粉症があります。
8月下旬から10月頃にかけて花粉が飛び、道端や河川敷等で多く見られます。
起こりやすい症状として、
目のかゆみ、充血、涙が出る、ゴロゴロした異物感等があります。
かゆみが強くなると、何度もこすったり、強く叩いてしまったりして
目を傷付けてしまうことがあります。
*かゆみを和らげる方法として、点眼薬による治療法があります。
・メディエーター遊離抑制薬・・・肥満細胞からアレルギー症状を起こすヒスタミン等の物質が出ないようにします。
・ヒスタミンH1受容体拮抗薬・・・アレルギー症状を起こすヒスタミンが、血管や神経にある受容体に統合しないようにし、目のかゆみや充血等の症状が出ないようにします。
・ステロイド薬・・・上の二つの点眼薬で効果がみられない時や、重症例で使用します。
*日常生活では・・・
・外出時には、メガネやサングラス、マスク、 帽子等を着用し、花粉の侵入を防ぎます。
・帰宅後は、人口涙液等で花粉を洗い流します。
・室内では、乾燥し過ぎないよう加湿を心掛 けるようにします。
秋になって目がかゆく症状が辛い時こそ、自己判断で市販薬を使うのではなく、
眼科受診をして適切な治療を受ける事をお勧めします。