『ロービジョン』

まだまだ暑さ厳しい夏が続いていますが皆様お変わりありませんでしょうか?

今回はロービジョンについてお話ししようと思います。

皆様は「ロービジョン」という言葉を聞いたことがありますか?

WHO(World Health Organization:世界保健機関)の定義では、

矯正視力が0.05以上0.3未満とされていますが、日本では視力・視野のみでなく、

視覚障害のために日常生活に不自由のある状態を「ロービジョン」と総称しています。

そしてロービジョンの方に対して様々な面から行われる支援の総称を

「ロービジョンケア」といいます。

ロービジョンケアでは視機能評価、身体障害者手帳の取得、

ニーズの抽出、社会資源紹介、エイドの紹介、環境整備を行います。

つまり、視力や視野、ゆがみなど、日常生活で障害となる目の症状を確認したうえで

身体障害者手帳や支援制度の紹介など、日常生活が不便無く行えるように支援していくことです。

視覚障害の主な原因疾患は

第1位緑内障(視野欠損)

第2位網膜色素変性症(夜盲、視野障害、視力低下)

第3位糖尿病網膜症(視力低下、失明)

第4位加齢黄斑変性症(視力低下、中心視野の欠損、歪視)

が、挙げられます。

当院では疾患の治療と制度や施設の紹介が出来ます。

必要な方には医師からリーフレットをお渡ししておりますので

日常生活で困ることがあればいつでもご相談下さい。

視覚障害で補助というと白杖や盲導犬がよく聞くものだと思いますが

他にも拡大鏡や文章読み上げ装置、反転表示の出来る機器などもあり、

スマホのアプリでも視覚を補助してくれる物がたくさんあります。

気になる物があれば簡単なご紹介は出来ると思いますのでなんでもおっしゃってくださいね。

それではまだまだ暑い日が続きそうですので水分補給に気をつけて無理せずお過ごし下さい。

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